今更誰得なネタだけど。
メーカー製PCは色々手が込んでいて面白い。
というわけでHP EliteDesk 800 G2 SFFのCPU交換手順を簡単に紹介。
似たような機種でも同じような感じだと思う。
まずケースを開けます(当たり前
ケース開閉を検知するセンサーのケーブル(赤黒)をCPUクーラーの爪から外す。[水色○]
外さなくても作業はできるけど。
CPU電源用ケーブルを4ピンコネクタから外して、CPUクーラーの爪から外す。[緑○]
CPUクーラーのダクト(?)は乗っかっているだけなのでパカッと開く。
CPU冷却用ダクト本体は、緑○の2箇所で固定されているので
ちょっと外側に押しやって外す。
FANがこの向きってことは吹きつけタイプですな。
先程外したボックス状のパーツはPC後部(画像では上方向)にだけ穴が空いていて
ダクトを通じてケース外に排気する構造になっている。
・・・が、排気FANがあるわけではないので、熱風はあまりケース外に出てきていない。
まぁCPUの熱が他のパーツに影響を与えにくくする意図であれば問題ないか。
CPUクーラー本体とご対面。
写真では切れているけど、FANの電源は右下のコネクタに接続されているので外しておく。
プッシュピンだったら嫌だななんて思っていたら、M/B裏にバックプレート的な物があって
そこに長いボルトを通して固定されていた。
バネも付いているし結構凝ったクーラーだ。
4箇所のボルトは大きいけど薄いマイナスドライバーが良さそう。
この通りでなくて良いけど、ボルトを均等に緩めるのは鉄則。
いきなり外してしまおうとはせずに、ゆっくりと緩めていく。(締めるときも同じ)
FANは掴んで引っ張って外せばOK。
PCをちょっと動かしておいて、多少熱を持っている時に作業した方が楽に外れる。
CPUのヒートスプレッダ(銀色の殻部分)、クーラーのCPUに接触する面についている
グリスを綺麗にする。
※以降手が汚れたので写真なし。
まずはティッシュペーパーであらかた綺麗にした上で、
綺麗なティッシュにブレーキクリーナーを吹きかけて乾くまでの短時間で拭いて綺麗にする。
このPCは非常に大量なグリスが塗られていて、ヒートスプレッダの縁近くまでグリスが迫ってきた。
CPUクーラーの方も明らかにヒートスプレッダの面積より広い範囲にグリスが付着していた。
俺から見た得点は0点。グリスの量はその1/4で充分だ。
まぁ仕事で使うのであれば目にする部分ではないので問題ないのかもしれないけど・・・。
綺麗になったらレバーを外してCPUを交換。
CPUにグリスを塗ってCPUクーラーを戻し・・・と逆の手順で進めばOK。
CPUクーラーのFAN電源を挿し忘れないようにw
バネ付きボルトは均等に締めていくのはもちろんのこと、強く締めすぎないように。
ドライバーを軽く回していって、ん゛っと動かなくなったところから僅かに締める程度で良いかと。
イジるのはあくまでも自己責任で。