1本モノは水冷ポンプ用に1回作ったことはあるけど、
ケーブルそれぞれをスリーブに入れる作業は初めてだ。
※同様の作業は自己責任で行ってください。
※特にピンアサインはメーカーによって違うし、ヘタすると同じメーカーでも違う事もあり得るので。
作成の前に
ピンアサインを調べないといけない。
どのケーブルがどこに刺さっているか控えるだけなんだけど、
先端側/ケーブル側のどっちから見るかをしっかり自分の中で決めておかないと
結構混乱すると思うw
作っているのに俺は混乱したけどw
作成(ペリフェラル)
コネクタは1つで良いのに芋づる式になっていて邪魔なペリフェラルとSATAを作成する。
ケーブル途中にSATAで末端をペリフェラルというケーブル1本案も考えたんだけど
ケーブルが全部見えるという美しくない配線になるので却下。
まず決めなくてはいけないのが、ケーブルとスリーブの長さ。
ケーブルは巻き尺を当ててザックリと長さを出して、やや余裕を持つようにして長さを決定。
先に必要数分のケーブルを同じ長さに切っておく。
スリーブの長さは多少収縮するので、ピッタリでなくても良いけど末端をどの位置にするか。
コネクタの穴は大きくないので、熱収縮チューブの厚さも考慮すると
コネクタの縁ギリギリが良さそう。
というわけで、端子にケーブルを取り付けてコネクタに入れた上で、縁に印を付ける。
この端子の場合は19mmが最適に近そうだ。
端子先端というより、ケーブルの先端から印までを測った方が
他のケーブルに印を付けやすいことに後で気づいたw
俺の入手した端子だとケーブル先端から印まで9mmだった。
各ケーブルの両端に印を付けたら印から印までをスリーブの長さとして必要数分切る。
多少不揃いでも大丈夫。気にしない。
スリーブはイヤホンケーブルを作るときに使ったことがあるのでだいたいわかっている。
切るとそこから解れてきて熱収縮チューブが通らなくなるので、ライターとかで炙るのが定番
・・・なんだけど
炙ったら外向きに開くように溶けやがったw( ;゚;ж;゚;)`;゙:;`;
なので
このセロテープ攻撃はスリーブを切った後、斜めに巻き付けていって先端を尖らせると
熱収縮チューブが通りやすくなるし、通した後に折っておけば熱収縮チューブが抜け落ちる事故も防げる。
今回購入したスリーブは1/8"なので約3.2mm。
熱収縮チューブはΦ3.5かΦ4.0が望ましいけど、Φ3.5持ってないからΦ4.0にした。
Φ4.0でも結構ギリギリだったので、個人的にはΦ4.0が最適だと思う。
それからスリーブの反対側からケーブルを通す。
最初は押し込んでいけば入るんだけど、10~15cmぐらいで全く動かなくなるw
なので
- スリーブ内のケーブル(先端ではなく数cmぐらい余らせて)ごと摘まむ。
- スリーブを摘まんでケーブルの方に動かすと、スリーブが膨らむ。
- スリーブ側を摘まんでいるところがケーブルの末端に被ったらそのままにケーブルごと摘まむ。
- 1.で摘まんだ指を離す
を繰り返して通す。結構面倒な作業w
スリーブの長さが足りていないように見えるけど、通すときに縮んでいたのがそのままになっているので
後で調節できる。端から端まで扱いたら割と余るはずw
あとは端子を圧着して、スリーブの位置を付けた印の場所に合わせて、熱収縮チューブを
スリーブ:配線が半々になる位置でヒートガンで炙る。
ドライヤーより静かだし、割とすぐ熱くなるしなかなか良いやん。安い中華ヒートガン(・∀・)
初めてにしてはまぁまぁ・・・かな。
色々データ(と写真)取りながらだったから時間掛かったけど。
僅かに熱収縮チューブの長さが合っていないのはお約束かw(ノ∀`)
作成(SATA)
続いてSATAケーブル。
中間コネクタを使って末端L字にしようという作戦。
まずはどういう仕組みで中間にコネクタが付いているのか。
中間の被覆を剥いて奥まで入れるんだな。
被覆が付いたままでも押し込めば勝手に切れるのかもしれないけど
AWG18のケーブルじゃ無理っぽいw
というか被覆を剥いても入りにくい!
奥まで入らない!
勝手に外れる!
ので奥まで押し込むためにケーブルはある程度余分に用意しておかないと入らなくなる。
ケーブルを全部寸法通りに切ってしまったので、仕方なく20mm程捨てることにして
なんとか押し込む。
ホント無理矢理w
この端子だとAWG20とか22が想定なのか?
そうするとあんまり電流流せなくなるけど。
ケーブルを押し込んだ後、コの字型のキャップを付けるので
写真で言う上方向にケーブルが抜ける可能性はない。
・・・が、長い方を引っ張ると抜ける気がしてならないので、ハンダで付けておくことにした。
コレで大丈夫。多分。
以降はペリフェラルと同じなので、サクサクとスリーブケーブルを作っていく。
あとはピンアサインを間違えないように刺して
・・・・・あ。
2本挿したけど間違っとるやん俺w。・゚・(ノд`)・゚・。
6ピンコネクタの上下が逆だった。
仕方ない。頑張って抜くか。専用工具もあることだし。
使い勝手は先日古い電源のコネクタで練習したからだいたいわかる。
工具を慎重に ぐっ と押し込んで
ケーブルを ぐっ と引っ張れば
ほら。スポッと抜けた。
ケーブルだけ
しかも2本とも。
ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!<(゚ロ゚;)>
6ピンコネクタは2個しか買っていないので予備はない。
幸い端子は多めに入っていてくれたので、そっちの心配は不要。
しかたない。ピンを破壊して無理矢理抜こう。
千枚通しや細いマイナスドライバを使って超力押し。
30分程かけてなんとか抜くことに成功_(´ཀ`」 ∠)_
今度は何度も確認しながら慎重にピンを入れていく。
OK。疲れたけど完成。
SATA側のケーブル末端が剥き出しで、もし何か触れてショートでもしたら目も当てられないので
気休めかもしれないけどw
なんだかえらく時間がかかったけど
チェック
いきなり機器に繋いで というのは怖いので、電源と一緒に購入したテスターを使う。
面倒だったのでスマホで撮影(何
実は液晶画面の方は関係なくて左側のLEDを見て判断する。
写ってなくてわからないけど、12Vと5VのLEDが点灯している。
真ん中に3.3V。
正常なようだ。良かった(・∀・)
SATAのケーブルは12V、3.3V、5Vが点灯すれば正常。
こちらも正常でなにより(・∀・)
ケーブルがばらける
スリーブ化しただけだと、当然ケーブルが1本1本ばらける。
そうならないためにケーブルコームという物があるんだけど、
今回作成したケーブルは4本(ペリフェラル)、5本(SATA)で
売っているものの大抵が今回のケーブルには合わない。多すぎるw
まぁそうなるのは元々予想していた。調べ忘れて買い忘れたわけではない。
我に秘策あり!(゚Д゚)
いっぱい持ってる黒だと目立つのでわざわ白いのざ買ったよ。
200本もw
最小単位が100本入りを2袋だったんだよ。
まぁ安いから良いんだけどw
装着
早速装着してみる。
割とスッキリしたので成功と言っても良いでしょう。
主電源の24ピンは確かに汚く目立つんだけど・・・スリーブ化してもどうしようもないぞ。
それと24ピンのケーブルの電源側は10ピン+18ピンという謎の構成でワケがわからんw
一応Molex(ニューミニフィット)には10ピンも18ピンもあるんだけど。
今後(があれば)の改善点
ケーブル(というかスリーブ)の曲がっている向きを揃えた上でカシメて、ピンアサイン通りに装着する。
→合わせなかったので捩れたw