二重反転プロペラとか二重反転ローターという単語を最近知った。
飛ぶ物に詳しい人からすると常識かもしれない。
何の話だ急に と思われるかもしれない。
例によって「やってみた」系の話。
まず「何ぞや」という話だけど、詳しくはWikiででも調べてもらうとして、
簡単に言うと「逆方向に回って同じ向きに空気を送り出して風圧(静圧)をアップさせる」装置。
天下の山洋から製品が出ている。
この仕組みをPCに転用させるとしたら、真っ先に思いつくのがCPUクーラー。
虎徹 Mark IIには丁度良い事にフィンの反対側が空いている。
で、この話に繋がってくる。
反対側にファンを固定するためにクリップが必要だったのだ。
ちなみにメインPCで使用しているDEEPCOOL AS500 PLUSはファン2基掛けだけど
同じファンなので同じ方向に回っている。
一応風量は増えるけど無駄があって残念。
一般的(?)なケースファンは手前から奥に空気を送る向きで見た場合、反時計回りに回る。
見ての通りで、反時計回りに回る事によって、手前から奥に空気を送り出す。
で、逆回転のファンを探す必要がある。
案外無いと思っていたんだけど、Scythe(サイズ)の12cmファンは結構逆回転(時計回り)が多い。
あとAmazonだとNovonest。よくわからんので除外(酷
投げっぱなしもアレなのでフォローしておくと 冷やし系、光り物、電源ケーブルなんかを色々出してる。
Scytheだと
- KAZE FLEX PWM
- Wonder Snail
シリーズが逆回転のファン。
虎徹 Mark II(無印)に付属しているファンはSCYTHE KAZE FLEX 120。
スペックは300~1200rpm、16.6~51.17CFM、4~24.90dB。
いつの間にか後継が出ていて性能がアップしている。
Scythe KAZE FLEX II 120 PWM(300~1500rpm、16.90~67.62CFM、4~28.6dB)
効率を上げるために2つのファンの風量はできるだけ合わせたい。
今はNoctua NF-A12x25 PWMに換えているので風量は~60.09CFM。
これに合う逆回転のファンを探す方が難しいので、新規に買う事にする。
KAZE FLEX IIは1500rpmまでと、2000rpmまでのモデルがある。
それぞれの最大風量は67.62CFM、90.28CFM。
後者凄いな。
探しやすそうな前者を基準としましょう。
もう1つ重要なポイントとして防振ゴム付きが理想。
虎徹 Mark IIは放熱フィンに直接ファンを固定するので、硬い樹脂が触れるのはよろしくない。
防振ゴムの分だけ厚みが増す(=ファンがフィンから離れる)ので接触の危険性も減る。
自分でルール決めといてアレだけど結構難しくないかコレ。
防振ゴムは最悪なんとでもできるので風量を最優先で探しましょう。
ファン比較リストを作りながら探す。
(メーカーとかでリスト入りしないものも多数)
こういうニッチな表がどんどん埋まって育っていくのが楽しい(何
見つけた。
Thermalright TL-C12だ。
風量は66.17CFM。1.45違うけど誤差だ誤差。
いつも通り便宜を図るThermalright。
買ったときは1K円ちょっとだった。
安い。
今見たらセールをしていて881円&20%OFFとか凄い事になってるw
Scytheも安くて助かる。
並べてみる。
普通ファンにはどっち向きに回ってどっち向きに風が出る って矢印なり△なり付いているはずなんだけど
Thermalrightには何も付いていない。
まぁブレードを見ればわかるんだけど。
なんかもう上面のファンが要らないように思える並び方。
左右対称だと思っていたんだけど、上記画像の左側のクリップの引っかかりが若干弱い。
ズレたり外れたりすることはなさそうだから気にしないでおく。
ちなみに4本とも自作クリップ。
本当は自宅のサブPCに使うつもりで買ったんだけど、
標準ファンなのに思ったより温度が上がらなかったので、温度が高めなMMに装着した。
だいたい同じような状態にして温度を測定。※HWiNFOで取得した値
良い感じに冷えている。
最大温度も下がっている。
※上記画像はそんなに負荷を掛けてない状態だったので50℃と低いけど、だいたい50℃台に収まっている
今までは40℃台になることはほとんど無かったので、効果は確実にあった。
当然ケース内のエアフローがしっかりしていることが前提だけど。