USB 2.0規格であれば簡単であることがわかったUSBケーブル作り。
といっても扱ったプラグはStandard-AとType-Cだけなんだけど。
Standard-BやMicroも簡単だと思う。
USB 3.xになると線が倍以上の9本になるから難易度が上がる。
この領域は多分市販のケーブルを買った方が早くて安いと思う。
多分(フラグ
Android Autoを使うために最初に持っていったケーブルは1m。
長すぎて邪魔だった。危ないし。
というわけで、長さを測ってケーブルを作ることにした。
作るケーブルはA to Cの50cm弱。
オヤイデの安いケーブルとプラグは前によりどりで試験的に購入した安物の組み合わせ。
金額は200円ぐらいになる。
100円ショップで買った方が良かった気もするがw
欲しい長さがないかもしれないから良いのだ。
ケーブルも消費しなきゃ勿体ないし。
前回のようなスパルタンなプラグではないので簡単でしょう。
Standard-Aのプラグカバー
右側には2箇所出っ張りがあって、そこにプラグ本体を固定するんだろう。
こんな感じに収まる
難しくはない。
ないんだけど、ケーブルが通る溝が細すぎ。
直径3.5mmのケーブルが入らない。
渋々削る。
樹脂だから金属製のヤスリでガシガシ削れる。
Standard-AはこれでOK。
Type-Cの構造
当然のことながら何の説明もないので・・・・・どう取り付ければ良いんだろうw
オヤイデのBlogに解答があった。
楕円のパーツをプラグ先端から通して、ハウジングに入れるのか。
※コードブッシュはケーブルが入らないので使わない。
嫌な予感がする・・・。
予想通り、
- ケーブルを挿す時に奥に入り込んでしまう
- ケーブルを抜く時にハウジングだけ抜けてしまう
だよなぁw
ツメとかあるわけじゃないから固定力皆無だもんなぁ・・・。
ホットボンド注入作戦でいくか。
さて、ケーブルの扱い方は把握したので、サクサク作っていきましょう。
どの位置で被覆を剥くか という所だけ慎重に。
Standard-Aは約10mm、Type-Cは約7mmが良さそう。
ハンダ付けは端から順にやっていきたいところだけど、それやると偏りが出るので
中央突破。
目視でハンダ付けが問題ないことを確認したら、ケーブルチェッカーで導通チェック。
あれ?V(5V)とG(GND)しか導通してないぞ。
充電ケーブル爆誕。
何が悪いのかわからない・・・。
原因の切り分けをしよう。
(a)Standard-A端子 - (b)ハンダ付け部分 - (c)Type-Cハンダ付け部分
この3カ所でしか判断できない。
(a)-(b):OK
(b)-(c):OK ※当然(a)-(c)もOK
犯人はType-Cのプラグだと思われる。
答え合わせをするために、別のType-Cプラグをテスターに装着して
そのハンダ付け部分と(c)をジャンパー線で繋ぐとV、D-、D+、G全てがOKだった。
つまり犯人はヤスType-Cのプラグだ。
VとGは正常なので充電ケーブル作る時に使おう。
Standard-Aのハウジングも樹脂同士の結合が怪しいので、こっちも断線予防も兼ねて
ホットボンド注入からのハウジング固定。
手早く正確に!
Type-C側も同じように手早く正確に!
ホットボンドって便利なんだけど、糸を引くのと トリガーを戻してもしばらく出てくる
という問題があって、あまり好きではない。
構造上仕方がないのはわかっているけど。
Type-Cのハウジングの穴は直径4mmなので、直径3.5mmのケーブルだと緩い。
このままだと確実に断線するので補強することに。
接着剤付きのガチなヤツで。
目立つようにせっかくだから俺はこの赤を使おう。
1:3だから結構縮むのは前回で学んだので、ハウジング先端に合わせてやれば良いだろう。
ヒートガンでいつも通り均等に炙っていたら、プラグ端子が動いた。
しまった、ホットボンド使ってたんだったw
ピンセットで位置修正。
そして均等に炙っていたのが間違いで、ハウジング先端からどんどん離れて縮んでいく。
( º дº)<キエェェェエエェェェ
こうじゃない感を残して完成した
かなり縮んだw
黒くテカっている部分は接着剤で、ベタベタしたらどうしようと思っていたけど
冷めたらカチカチになった。
なので使用上問題は無い・・・はず!
先端の方を先に炙って縮めてから、ケーブルの方に向かってゆっくりと温めないとダメ
ということがわかった。
次に活かそう。