メンテ終了 (2)

職業柄というか、こういう構築系の作業は必ず手順を残している。

「何を実行して」とか「何を確認して」という情報は後で必要になることが多いので。

 

時々私情とか愚痴入ってるけどw

 

 

 

 

今回の作業はDBアプリ MySQL のバージョンアップ。

Windowsのように"勝手によろしくやってくれる"ものではないところが敷居を上げている。

昔よりだいぶ楽になったと思うけど。

 

で、件のMySQL。

5.7にするには5.6を経由しろ という情報ばかりで、ヤダ。メンドクサイ。

 

アップデートしようとするから面倒なんだ。

1回消して、再インストールすれば良いんじゃね?

 

影響を受けるのはBlogではメインの2つ(日記&クルマ日記)とGoogle AdSenseの参考用Blogと

一般非公開のテスト環境Blog。

それに加えてクラウドストレージの合計5つ。

 

クラウドストレージは俺しか使っていないので適当に止めれば良いけど、Blogはなぁ・・・。

データのバックアップは簡単に取れるけど、何か問題があって動かなくなってしまうと面倒。

ま、なんとかなる(する)か(゚∀゚)

 

 

バックアップ

 

でもバックアップは念入りに。

DBからダンプファイルを出力した上で、更にデータファイルもコピーして待避。

/var/lib/mysql/

デフォルトだとこの辺りにあるはず。

Nextcloudのファイル類もサーバ上に配備してあるのを根こそぎコピーしておく。

過剰かもしれないけど、後で泣きを見るより手間を掛ける方が良いので。

 

 

リポジトリ最新化

 

リポジトリが古いままなので、EPELの新しいバージョンを入れましょう。

yumプラグインを入れて

yum -y install yum-priorities

EPELの7-12を入れる。

dnf install --allowerasing https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/Packages/e/epel-release-7-12.noarch.rpm

 

念のためにyumでもチェック。

yum install epel-release

パッケージ epel-release-7-12.noarch は既にインストールされています。スキップします。
依存性が解決されました。
行うべき処理がありません。
完了しました!

という感じになればOK。

 

確認する。

yum info community-mysql-server.x86_64

※略※
利用可能なパッケージ
名前 : community-mysql-server
バージョン : 5.7.22

ちゃんと5.7ですな。

 

 

いざ削除

 

systemctl stop mysqld.service

止めますよっと。

yum remove community-mysql-server

ブルルルルァァァァア!(若本ボイス

 

設定ファイルの/etc/my.cnfやDBのデータファイル類の/var/lib/mysqlは残ったままなので

変なことが起きないようにリネームしておく。

mv /var/lib/mysql /var/lib/mysql_bak

mv /etc/my.cnf /etc/my.cnf_bak

 

 

MySQLインストール

 

ほんじゃインストールしましょう。

yum install community-mysql-server.x86_64

 

 

エラー: Transaction check error:

 

 

( ゚д゚ )

 

 

内容を読むと"mariadbと競合している"とある。

あ、そういやMySQLじゃなくてMySQL 5.1相当のMariaDBだった。

 

yum remove mariadb

消してやったら依存性が解決した。

焦らせよって・・・w

 

再度インストールしたら無事完了。

ひとまず設定は変えずに動かしてみる。

サービスの起動&有効化

systemctl start mysqld.service

systemctl enable mysqld.service

rootでログイン

mysql -u root

 

select User, host, Plugin from mysql.user;

+---------------+-----------+-----------------------+
| User | host | Plugin |
+---------------+-----------+-----------------------+
| root | localhost | mysql_native_password |
| mysql.session | localhost | mysql_native_password |
| mysql.sys | localhost | mysql_native_password |
+---------------+-----------+-----------------------+

 

5.7はまだmysql_native_passwordだった。

これが8になると罠になるんだよなぁw

 

あとはお約束の

mysql_secure_installation

から必要情報を入力していく。

DBユーザのパスワードを強烈なヤツにしたので後でWordPressの設定ファイルを変えなくては。

強烈すぎて覚えていられないというw

 

/etc/my.cnfへの追記はいつも通り(?)これだけにした。

[mysqld]
character-set-server=utf8

 

 

データ戻し&設定修正

 

あとはcreate databaseでDBのガワを作って、バックアップしてあるダンプを流し込む。

特に問題なし。

 

Blogの方はDBに接続する際のパスワードを変更したので、wp-config.php

パスワードが記入されている所を修正。

Nextcloudの方はパスワードを変更しなかったのでそのまま。

 

 

確認

 

Blog、Nextcloudはブラウザでアクセスして確認。

特に問題もなく動いた。

Blogの方のパスワードに別のパスワードを書いていたためにアクセスできなくて焦ったけどw

 

これにて終了!(・∀・)

 

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