DualSenseを改造するのはスマートじゃないのでG29を改造することにした。
まずは分解する必要がある。
詳細はググれば出てくるので写真は省略。
というか作業中は面倒で撮る気にならなかったw
ステアリング裏のプラスチック部分にネジが6カ所あるので外す。
小さいプラスネジな上にスペースがほとんど無く斜めになりがちなのでナメないように。
ステアリング表側の六角6本を外す。
これが結構硬くてイラッとする。
ネジを外すとステアリングが外れるようになる。
配線があるので勢いよく外して壊さないように。
適当にやったのが災いし、PS3/4を切り替えるスイッチが折れた。
切り替えないからキニシナイ。
ステアリングを完全に外す前に、配線のコネクタを抜く。
コネクタ抜き大活躍。
第一関門突破。
で、改造している人は どこから取り出しているのかと言うと、大半は
上の赤丸がスイッチを指しているように見えるけど、スイッチの向こうのタクトスイッチの足。
大きいバネスイッチはパドルシフト用。かなりゴツい。
標準でL2、R2、L3、R3に割り当てられている機能は 使うかと言われたら微妙だけど
なんか気に入らないので、(標準でサイドブレーキが割り当てられている)○ボタンから
配線を取ることにした。
銀色のネジ7本とホームボタンとかがある別の基板を固定している黒いネジ1本を外すと基板が外れる。
パターンが表に出ていないので直接ハンダ付けできない。
そりゃみんなL/Rボタンにするわなぁ・・・。
表面をちょっと削ってハンダを盛れば良いだけでしょ。
・・・が、モタモタ作業をしていたら、下側のパターンを大きく損傷させてしまった。
やっちまった・・・。
仕方なくAWG30の線で繋ぎ直す羽目に。
テスターでチェック。
問題なさそうだ。
これを失敗したら即死だった。
この部分は例の接点付きゴムが付くので伸ばした配線が影響しないように取り回す。
基板のパターンが無い部分を削って裏側に配線を持って行く。
AWG30のケーブルを取り回すのが不安になったので、AWG28に変えて延長。
これを中央の穴に通して本体前部に持って行くことになる。
さて、本体側は・・・
中心の逆三角形の頂点になっている銀色のネジ 3本を外すと、パドルシフト周りのカバーが
ゴッソリと外れる。
続いてカバー。
本体を裏返して、周囲8カ所にあるネジを外す。
内側の4カ所は決して触らないように。
ここもそうなんだけど、なんで細いネジ使うかなぁw
ネジを外してカバーを(クランプやステアリングボス?)を避けるように手前側に引きながら外す。
上記の流れの通り、ステアリングを外さないと本体カバーが開けられない構造になっている。
メンテナンス性を高めるため とぶった切っている方の記事を発見。
素晴らしい。
じゃ、俺もぶった切っちゃいましょう。
このためにミニルーターを購入したのだ。
大穴が空くかと思いきや、奥の補強されたプラスチックの壁があるから気にならない。
2つ前の写真のステアリングボス?周りの放射状に補強されている部分ね。
楕円部分はネジ受け部で、最初切らずにカバーを戻そうとしたら
ガッツリ当たってハマらんやん!
参考元の写真は切ってましたw
ここもミニルーターを活躍させて美しく仕上げる。
見えない部分なので完全に自己満足の世界である。
配線を通すために、メイン基板も取り外す必要がある。
コネクタが7個もあるよ・・・しかも縦を掴むタイプと横を掴むタイプが混在している。
まぁコネクタ抜きの敵ではないが。
引っかけるところが浅いとすっぽ抜けるので、それだけ注意。
基板はネジ4カ所を外せばすぐ外れる。
基板を固定していたプレートもネジ4カ所を外せばOK。
そしてようやくケーブルを通す穴とご対面。
ケーブルを通しにくい という話もあるけど、
車のエンジンルームから車内に配線を通すより全然楽。
既に通っているケーブルを極力手前に引っ張った上で、根元に新しい配線をマステで固定。
引っ張れば自動的に通って出てくる。
やり方が悪いと抜けた状態で出てくるけどw
最初ケーブルをコントローラー基板から直で本体まで通していたんだけど、
何か問題があってステアリングを外すときに、長さに余裕がなくて困るであろうことが判明。
元々通っていた配線のように分離できるようコネクタ化することにした。
そう。デュポンコネクタだ。
XHコネクタの方が小さいけど、わざわざ買うのも癪なので潤沢にあるデュポンに。
問題はどうやってケーブルを外に出すか だ。
カバー側に穴を開けるのが一番簡単だけど、カバーを外して作業をする時に困る。
やっぱり台座側しかないよな。
改めてG29を見ると、側面はほぼ全部カバーだ。
台座側にコネクタを付けられる場所はほぼ無い。
一応10mmちょっとの壁があるので、ここに付けるとして
強度や固定を考えると穴の大きさは6mmがほぼ限界だ。
パネルマウントで面積が少ない物って意外に無いもんだ。
結局
オーディオに走ったw
開ける穴は6mm。
ギリギリだ。
3芯なので、もう1つボタンを増やせるぞw
ひとまずL(先端)とGNDを使うことにした。
G29の側面の壁が思ったより分厚くて固定のネジ部が外に出てこないのは誤算だった。
そりゃそうだよな。壁には厚みがあるんだ。
内側を削りたいけど部品がたくさんあるので、作業スペースを確保できない。
困ったな。
ミニルーターの付属品を見ていたら良い物を発見。
円柱状の砥石だ。
この方法だと外から内側を削れる。
砥石の軸から外側までの範囲でしか削れないし、力加減が難しそうだ。
本体(特にグリスとか使っている部分)に削りカスが入り込まないようにマスキングをして削る。
使わない時はプラグを抜いておけば良い。
とても楽だ。
仮組みをして動作チェック。
○ボタン死んでたら泣くぞ。
お、動いた。
推し心地に違和感は無い。
OK。ここは成功だ。
続いてスイッチの配線にプラグを付けて差し込んで試す。
ちゃんとスイッチの状態に応じて○ボタンを押したことになる。
ここも成功だ。
あとは本組みして終了。
疲れたけど達成感がある作業だった。