ネットワーク ストレージ(クラウド ストレージ)サービスといえば
無料から有料、個人向けから法人向けまで多種多様に存在する。
ちょっと調べただけでも結構な数がHitするぐらい。
で、俺が持っているアカウントは・・・というと
- Dropbox(ほぼ使ってない)
- Evernote
- Googleドライブ
- OneDrive(使ってない)
- PrimePhoto(使ってない)
これぐらいか。他にもあるけど。
Evernoteだけ課金している。
ベーシックだと同期できる端末が2台までという方針になったので渋々w
※PC4台、スマホ3台、タブレット2台で使っていて、2台に減らすのは不可能だった。
使っていない所でも アカウント持っているんだから使えば良い・・・んだけど、
(EvernoteとGoogleドライブ以外)これといった用途が思いつかず使っていない。
そんな中、MindMapをPCとスマホで同期したくなった。
Dropboxを使うのが王道で、アカウントを持っているんだから使えば良いものを
自分のサーバに立てられたら面白くね?と余計なことを思いついてしまい
あえて難しい方向にまっしぐら。
調べてみると
ownCloud と そこから派生した Nextcloud が有名所であることがわかった。
よし。俺の直感に従って Nextcloud で構築しよう!
※テキトーに決めたように書いてるけどNextcloudの方が色々改善していたり、
機能が多かったりします。ちゃんと調べてますw
ただ動かすだけなら、ザックリと
- php関係の必要モジュールのインストール
- Nextcloud用のDB作成
- Nextcloudのインストール
- httpdの設定
- ブラウザでアクセスして管理者やDBの情報を入力
- 完了!ログインしましょう!
でOKなようだ。
例によってインストール手順を書いていてくれるサイトを参考にしながら
(一応内容を理解しながら)進めていきましょう。
1. 必要モジュールのインストール
サイトによってインストールしているものが違って いきなり困るw
元々何が入っているか/いないか で変わってくるので仕方ないか。
俺鯖だと以下の6つ(とそれに付随するもの)を追加でインストール(もしくはアップデート)。
yum install php-zip yum install php-xml yum install php-gd yum install php-mbstring yum install php-intl yum install php-process
ほとんどのページだとyum -y install ****
としているけど、俺は-y
を書かない派。
自動で関連モジュールをインストール/アップデートしてくれて便利なんだけど
ちゃんと対象を確認してからインストールするのがクセになっている。
※あと横に並べて記述すれば全部一気に入るんだけど、それも避けている。
「それ入っちゃマズイ」というものが事前にわかって止められるから。
もっとも
それで作業止めたことないけど(何
2. Nextcloud用のDB作成
NextcloudはDBを使用する。
俺鯖はBlog用にMySQLを使っているので、インストールは不要で
MySQL上で必要なデータベースを増やすだけ。
mysql -u root -p ※一応確認 show databases; ※データベース作成 create database {データベース名}; grant all privileges on nextcloud.* to {DBのユーザ名}@localhost identified by '{パスワード}'; flush privileges; ※もう一度確認 show databases; exit
データベース名、ユーザ名、パスワードは後で使うので忘れないように。
3. Nextcloudのインストール
インストール方法は3つ。
- Linux上でフルパッケージをwgetする
- Web Installerを入手し公開予定のディレクトリに配備→ブラウザでアクセスしてインストール
- Webサイトからフルパッケージをダウンロード&解凍→公開予定のディレクトリに配備
今回は3の方法を採った。
自宅のPCに繋いで圧縮ファイルをダウンロード。
で、所定の場所にファイルコピー。
後はコンソール側からchown
、chmod
で所有者と権限を変更しておく。
4. httpdの設定
ウチはいくつもサブドメインがあるのでVirtualHostに追記。
参考にしたページは結構nginx(えんじんえっくす)を使っていることが多かった。
nginxの方がApacheより高速なので、移行するか?と心が揺らぎかけたが思い留まった。
メンドクサイから(何
5. ブラウザでアクセスして管理者やDBの情報を入力
スクショ撮り忘れたけど、ブラウザでアクセスするとセットアップが走って
諸々の情報を入力する画面になる。
■管理ユーザ
- ユーザ名:なんでも適当に
- パスワード:なかなか制約が厳しかったw(英 大/小文字、数字、記号入れないと緑にならない)
■データフォルダー
- Nextcloudのパス+dataにした ※ex) /var/www/nextcloud/data
■データベース
- データベースのユーザー名:2. で作成したDBのユーザ
- データベースのパスワード:2. で作成したDBのユーザのパスワード
- データベース名:2. で作成したデータベース名
- DBサーバ&ポート番号:DBサーバは分かれていないし、ポートも変えていないので
localhost
※ポート番号は省略
「セットアップを完了します」ボタンを押してしばらく待つ。
問題なければログイン画面が表示される。
6. 完了!ログインしましょう!
ログイン画面が表示されたら5. で作成したユーザでログインする。
ポチッとな
ログイン画面表示
ん?間違えたかな?
もう一度入力。
ログイン画面
ログインできねぇ!!Σ(゚Д゚;)
ログインしてもログイン画面に戻されているようだ。
アレ?なんか記憶に引っかかるぞ・・・。
同じようなことが起きていた。
そしてやっぱり/var/lib/php/session
に書き込みができていなかった(ノ∀`)
ひとまずこれで使えるようにはなった。
Windows用のアプリを入れて同期させてみたけど、特に問題はなさそうだ。
設定の「概要」を見ると"セキュリティ&セットアップ警告"が出ていて
セキュアに(httpsに)しろ と。
面倒だなぁ・・・。
まぁ、勉強がてらやってみますか。