【Windows10】UA-1EXのAdvanced Driver

自宅で使わなくなったので田舎のDELLノートに使っている

RolandのUSBオーディオインターフェース:UA-1EX。

 

古い製品ながら最大96kHz/24ビットの高音質で再生(録音)できる代物。

 

 

 

 

気に入らない不具合

 

自宅で使っている時はそういうシチュエーションにならなかったので気づかなかったんだけど

スリープからの復帰時に音が出なくなる事がある

しかも2回に1回ぐらいと結構な高確率で。

(デバイスマネージャーでは見えていても、接続されていることを示すLEDが消えている)

もちろんUSBを刺し直せば問題なく音は出るけど、地味に面倒w

 

自宅のPC(サブ機)で発生しなかったのは、

  • 使っていたのはWindows7の時
  • スリープの設定をしていない(*)
  • そもそも音を出す頻度が少ない

と、全然条件が違うから。

(*) サブ機はCD-Rを焼くための専用環境として作ったことに始まっている。

CD-Rが普及し始めの頃はハード/ソフト共に貧弱で、焼いている最中にスクリーンセーバーが

動いただけで失敗するとか当たり前w

なので、焼いている時に極力何も動かないように、「スクリーンセーバーや省電力関係はOFFに」

という設定にする必要があった。

今となっては気にしなくても良くても、昔のトラウマなのか なんとなく方針だけは引き継いでいるw

※この話を見てニヤッとした人は、YO$HIと同じぐらいかそれ以上歳食ってますね? m9(・∀・) ドーン

 

 

話が逸れた。

 

 

UA-1EXは前述したように最大96kHz/24ビットの高音質で再生できる

・・・のだけど条件があって、本体のスイッチを「Advanced Driver」にして

Rolandの提供している専用のドライバを組み込んでやる必要がある。

 

残念なことにドライバはWindows 8.1用までしかなく、10はサポート外。

 

仕方なくWindows10の標準ドライバで動かしていた。

標準ドライバで音は問題なく出る。

問題はスリープからの復帰時のみ。

 

 

これ、ドライバをゴニョってAdvancedモードで動かせば

音質アップ&もしかしたらスリープ問題解消 するんじゃね?(・∀・)

 

 

手順

 

調べれば出てくる "無理矢理ドライバ入れる方法"。

このやり方が現時点で最新(だと思う

 

手順はこんな感じ。

  1. Win8.1のドライバをベースに設定ファイルを書き換える
  2. セキュアブートをOFFにする
  3. テストモードをONにする
  4. ドライバ認証の強制をオフにする
  5. ドライバをインストール
  6. 設定を戻す
  7. (゚Д゚)ウマー

色々かいくぐる必要があるw

 

 

1. 設定ファイル書き換え

 

まずはRolandのページよりWindows 8 / 8.1のドライバ(zipファイル)を落としてくる。

 

zipを解凍すると

\UA1EX_W81D_V101
├─Files
│ ├─32bit
│ │ └─Files
│ └─64bit
│ └─Files
└─Readme
 └─html

こんな感じになる。

俺のPCはx64なのでua1ex_w81d_v101\Files\64bit\Filesにあるファイルを変更する。

 

RDIF1057.INF

編集するのはRDIF1057.INF

 

[Manufacturer]
%MfgName%=Roland,NTamd64.6.2,NTamd64.7

~

[Roland.NTamd64.7]
;; not supported

こうなっているのを

 

[Manufacturer]
%MfgName%=Roland,NTamd64.6.2,NTamd64.10.0...14310

~

[Roland.NTamd64.10.0...14310]
;; Windows10
%RDID0057DeviceDesc%=RDID0057Install, USB\VID_0582&PID_0096 ; UA-1EX

こう変えてやる。

 

NTamd64.10.0...14310ってなんだよって一瞬思うけど、Microsoftによると

Windows 10 build 14393 以降はコレを使用する とのことだ。

INF Manufacturer Section

 

OS ビルド:16299.309

ビルドは設定システムバージョン情報で確認できる。

 

NTamd64.10.0でも動くような気もする・・・というか動いたけどw

 

 

これがそのまま使えたら楽なんだけど、署名がないので色々手順が必要。

 

 

2. セキュアブート OFF

 

UEFI(BIOS)での設定になる。

 

DELノートはF12連打

 

UEFI(BIOS)の Setting → Secure Boot → Secure Boot EnableUEFI(BIOS)の SettingSecure BootSecure Boot Enable

 

ここをDisabledにする。

 

実はこれだけではダメで、もう1箇所設定を変えないといけない。

 

Setting → General → Advanced Boot OptionsSettingGeneralAdvanced Boot Options

 

Enable Legacy Option ROMsにチェックを入れる。

 

で、設定を保存して再起動。

 

 

3. テストモードON

 

Windows10が起動したら、スタートボタン右クリックWindows PowerShell (管理者)から

以下のコマンド実行。

 

bcdedit /set TESTSIGNING ON

 

セキュアブートがちゃんとOFFになっていないと

要素データを設定中にエラーが発生しました。
この値はセキュア ブート ポリシーによって保護されているため、変更または削除できません。

と怒られるw

 

この操作を正しく終了しました。

と出ればOK。

 

終わったらPowerShellは閉じる。

 

 

4. ドライバ認証の強制をオフ

 

設定更新とセキュリティ回復PCの起動をカスタマイズする

今すぐ再起動ボタンを押す。

 

再起動する時に水色の画面が出るので

トラブルシューティング詳細オプションスタートアップ設定再起動

の順に選択する。

 

その後、また水色の画面(スタートアップ設定)が出るので

7) ドライバー署名の強制を無効にする

を選ぶためにキーボードの7キーを押す。

なんでここだけキーボード操作なんだろうw

 

で、ようやくWindowsがテストモードで起動する。

なんかいつもより起動が遅い気がする。

 

 

Windows 10 Pro テストモード

画面右下にテストモードである旨が表示される。

 

 

5. ドライバをインストール

 

UA-1EXを繋ぐと、デバイス マネージャーに不明なデバイスとして表示されるので

それを右クリックドライバの更新で1. で編集したINFファイルを読み込ませる。

 

もしくはua1ex_w81d_v101\Files\64bitSetup.exeがあるので、それを実行しても良い。

 

途中

 

警告ダイアログ

こんなの出るけどキニシナイ。

 

下のインストールしますを押す。

 

 

無事に認識

無事に認識された。

 

音楽を聴いてみると、確かに音がクリアで良くなっている。素晴らしい。

 

 

6. 設定を戻す

 

「ドライバー署名の強制を無効にする」設定は再起動したら無効化されるので置いといて、

テストモードをOFFにする。

 

ONにした時と同様にPowerShellを管理者モードで開いて

bcdedit /set TESTSIGNING OFF

を入力。

正しく終了したら再起動。

 

 

またUEFI(BIOS)に入って、セキュアブートの設定を元に戻す。

 

 

7. (゚Д゚)ウマー

 

(゚Д゚)ウマー

 

 

 

・・・となるはずだったのだが、唐突に音が出なくなる事象が頻発。

ただ音が出なくなるのではなく、プレーヤーがそのまま止まる。

 

プレーヤーの設定を

DirectSound/WASAPIにしてみたり、

デバイス指定/Windows Defaultにしてみたり

頑張ってみたが改善しない。

 

プレーヤーの設定

 

何かをきっかけに発生するわけでも、イベントログに何か出るわけでもなく

原因不明。

 

Advanceモードは諦めて標準ドライバを使うか(´・ω・`)

 

 

[]

 

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